私が主に担当しているのは、清浄綿を中心とした製品の試験業務です。自社工場での受入試験や製品試験、試験指図書の発行など、製品が世に出る直前の工程を担っています。試験結果一つで出荷可否が決まるため、日々の業務には自然と緊張感があります。前職でも品質管理に携わってきましたが、当社とは業界が異なる環境だったため、これまでの経験がそのまま通用しない場面もありました。その中で「分かっているつもり」で判断しないよう、部内の皆さんのフォローを受けながら、手順書や過去の記録を納得いくまで確認し、判断の根拠を一つずつ組み立て直してきました。
試験業務の難しさは「抜け」が許されない点にあると思います。数か月に一度しか行わない試験もあり、もし対応を忘れてしまえば製品の不適合につながってしまいます。だからこそ、スケジュール管理を徹底し「確実にやるべきことを、確実にやり切る」ことを日々徹底しています。決して派手な仕事ではありませんが、手を動かし、頭を使い、結果をまとめる。そのリズムが自分には合っていると感じています。ミスなくすべての試験を終えられたときの達成感は、この仕事ならではのやりがいです!
「ものづくりに関わりたい」という想いから始めた仕事で、自分が関わった製品が世に出ていく。そして当社の【品質】を支えているという実感が、日々の仕事への原動力になっています。
転職活動をする上で大切にしていた価値観は「正確に効率的に」仕事を進められる環境であることと、「自分の手で製品の品質を守っている」という確かな実感が持てることでした。そんな折に当社のコーポレートサイトを見て、創意工夫を重ねたものづくりと医療に対して真摯に向き合い続けている姿勢に触れ、自分とリンクする部分があると思ったことが、応募のきっかけです。
面接で特に印象に残っているのは、前職で扱っていた不織布について、他社製品にもかかわらず面接官(社長、現在の部門長と直属の上長)がその製品をよく理解していたことです。私の思い入れのある商材をきちんと知っている面接官から、業務内容の厳格さはもちろん、考え方のコツを聞いたとき、知識がいっぱい降ってくる感覚がありました。正確さと効率の両立を体現した現場の雰囲気や仕組みの中で、必要な情報を惜しみなく共有してくれ、工場見学もさせてもらったので、働くイメージも持ちやすかったです。他にも、働き方への配慮や残業の少なさなど、職場環境の良さも大きな魅力でした。生活面まで含めて考えた結果、「ここなら長く続けられる」と思えたことが入社を決めた理由です。
実際に入社してからは、分からないことがあればすぐに相談でき、法的背景や過去の経緯まで教わる場面が多くありました。面接で感じたとおり知識が共有され、正確かつ効率的に仕事を進められる環境だと実感しています。入社前に抱いていた手応えは、今では「この選択に間違いはなかった」という揺るぎない実感へと変わっています。
今の仕事の原動力になっているのは、自分自身の成長をはっきりと実感できることです。入社して約2年半、業務には慣れてきた一方で、知らないことや経験したことのない領域が次々と現れるのが品質管理の仕事です。「知らない仕事、知らない世界が、まだまだ目の前に広がっている」と感じられること自体が、この仕事を続ける大きなモチベーションになっています。
今後の目標は、品質に関わる判断を自分の中で完結できるレベルまで引き上げることです。特にISO規格に関わる文書作成や監査対応は、知識だけでなく経験の積み重ねが問われる分野で、正直に言えば今も難しさを感じています。それでも、上司や先輩がどのような視点で考え、どう判断しているのかを間近で学びながら、少しずつ自分の中に判断の軸をつくってきました。将来的には、責任を持って「これは問題ない」「これは止めるべきだ」と言える品質管理責任者になることが目標です。今は修行の真最中ですね…!
また、仕事をするうえで大切にしているのは、成長を止めないことです。同じ作業を繰り返すだけではなく、新しい知識を吸収し続けることで、より正確に、より効率的に仕事ができるようになる。年齢や立場の異なるメンバーの中で、相談しやすい距離感を保ちながら、知識をつなぐ中間地点的な役割を担えていることにも、確かなやりがいを感じています。これからも一歩ずつではありますが、確実に前に進んでいきたいです。